こんにちは！
北陸/加賀百万石物語ゆめ旅案内人、天王地広隆(てんのうじ ひろたか)です(^^)
先日データーを見ておりましたら、全国に６５歳以上の高齢者が居る世帯数が１,９４２万世帯。
全世帯数４,６６８万世帯の４１.６％です。
この数字を見てどう思われますか？
１０世帯の内、４世帯が、６５歳以上の方が居られます。
高齢者人口は、３,１８６万人。
総人口に占める割合の２５％。
４人に１人が６５歳以上です。
私が社会人となった平成２年のデータでは、１,４９３万人で総人口に占める割合の１２.１％でした。
二十数年で、倍近くになってます。
何を言いたいかと言いますと、私が旅行会社に入社した頃は、４０～５０代の方々が中心に旅行に行かれてました。
その方々が今では、６５歳以上になられたってことです。
となると、４０～５０代の時の旅行と、６５歳を超えた方の旅行の内容は変わってきて当然ってことなんです。
食べる量はだんだんと少なくなり、歩く速さもゆっくりとなります。
しかし、その事に気づいてなく、二十数年前と同じ旅行内容を提案していると、お客様はだんだんと旅行から離れて行くのです。
食べれない沢山の料理を残したくない・・・・
膝や腰が痛いから、長時間歩きたくないし、階段のある場所は避けたい・・・
トイレも近くなったし・・・ などなど
旅は人々の人生を豊かにし、楽しみを与えられるモノだと思ってます。
豊かになり楽しめるはずの旅行に行くのを諦めてしまっている方が多くいるのではないかと思うのです。
私の父は７７歳で母は７５歳です。
父が７０歳を超えた頃から、旅行に行くのを諦めてました。
普通に健康なんですが、若い時から比べると、トイレが近くなりトイレ休憩が心配なのと、歩く速度が遅いから、他の人に迷惑を掛けるのが嫌だと言う理由でした。
私の唯一の心残りがあります。
それはあんなに旅行が大好きだった父を旅行にもっと連れて行けなかった事です。
私も、当時は旅行に行かせる事を諦めてました。
人様の迷惑になるなら、若い時にたくさん行ったのだから、そろそろ潮時だよねと・・・
ではなく、高齢者は高齢者なりの旅行があるべきだと思うのです。
トイレ休憩を頻繁にとり、ゆっくりと歩いても大丈夫な見学時間の設定。
なるべく階段のない見学場所にし、料理も少なめにするなどして、高齢者の方が心配しなくても良い旅行があれば、私の父も旅行に行ってたと思うし、行かせてました。
例えば、一人暮らしで家族も居ない、健康だが旅行に行く友人が居ない女性の方。
ご夫婦で、ご主人が脳梗塞の後遺症で車イス生活だが、杖があればゆっくり歩ける。
病後、外出機会がほとんどなく、家族はどうして良いか判らないし、奥様は介護ストレスが溜まっている方。
８０代位の母親と５０代ほどの娘さんで、母親は実家で一人暮らし。
娘は都会に嫁ぎ家族もあるが、母親が元気なうちに色々な場所に連れて行ってあげたい方。
どの方々も、私や私の父のように旅に行くのを諦めている方々だと思うのです。
この様な状態では、旅行には行きたいけど、行けないと思ってしまっているのです。
少しでも多くの方に、まだまだ旅は楽しい！
旅行に行けないと思っていたけど、やっぱり行けるんだ！と、人生の励みとなり、旅に行くのを諦めた方々のお役に立てれればと思っています。
バリアフリー旅行とは、障がい者の方のイメージが強いですが、高齢者の方々にも優しい旅行だと思ってます。
これから当社が目指す、バリアフリー旅行は、高齢者の方が、ゆっくりと楽しいんでいただける旅をご提案することです。
旅行に行くのを諦めてた方の、きっかけになればと考えております。
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